うつ・内向型HSPの生き方

なめられやすい・真面目すぎる・内向型・うつ・生きづらさを楽にするための研究。

過去の虐めを思い出すときは今の自分を観察してみよう。

 おはようございます。「舐められやすい人の研究所」研究員のtomoです。

 

過去、学校や職場で虐めのターゲットにされた人は、

その後長い年月が経っても、

「あの時、奴らがどうして私にあんなことしたのか理解できない」

ことで苦しめられることがあります。

 

卒業したから、退職したから、

そこで終わりではなく、

 

自分が納得できる終わり方ができなければ、

やられた方は何年経とうが、消化できません。

 

頭では整理してるつもりでも、

胸の内でモヤモヤが残ってて、

ふとした拍子に思い出してしまう、という場合。

 

 

どういう時に思い出すか、観察してみてください。


結果的に、

今の自分に満足していれば、

そう思う必要性がないんです。

 

記憶は、感情を伴った経験をより定着しやすい特徴があります。

それは、脳の中の記憶に関する海馬と、感情に関する扁桃体の位置が近いため、

互いに影響し合うからです。

 

そして、記憶には「文脈依存効果」という特徴もあります。

それは、記憶した環境と同じ環境だと、より思い出しやすいということです。

 

また、気分依存効果という効果もあり、

これは同じ感情になったときに、同じ状況を思い出しやすいということになります。

 

結果的に、

過去に攻撃された時の環境と、今の自分の環境が変わっていなければ

それを思い出しやすく、

過去に攻撃された時のネガティブな感情と同じ感情をもっていると、

それもまた思い出しやすくなります。

 

そういった環境で、より思い出しやすくなっている時は、

まず環境を変えて、気分を変えることが大切になってくるといえます。

 

でも、それには時間がかかることもあるでしょう。

同じような体験を繰り返してる人は、そのモチベーションにたどり着くまでに

エネルギーを大量に要するかもしれません。

 

そんな時は、こう考えてみてください。

 

理由なんてないんだ」と。

 

実際、虐める奴らに理由なんてありません。

 

彼らが「自分自身の人生が不満だったから」

「たまたま気にくわないことがあったから」

結果的に、自分の都合だけで、

「八つ当たり」をされただけです。

 

でも本人たちは自覚もないし、

それを認めません。

自分が可愛いから、自分を正当化して、

あなたや他に原因があったように言うでしょう。

 

「いずれバチが当たる」と思って流すのも手ですが、

「あまりの理不尽さが理解できない」ことに苦しめられていたら、

相手側の立場に立って考えると、すんなり理解できます。

 

「あぁ、理由なんてないんだな。

奴らのした事に意味なんかない。

ただの八つ当たりで、相手は誰でもいい。

自分が対象にならない為に虐めに加担する奴はどこにだっているし、

悪口の方が人は強く繋がるから、それがエスカレートするのは当然の成り行きだ。」

と。

 

その理屈は小学校からのあるあるですが、

残念ながら大人になってもそれは王道として成り立っています。

 

悪口、フラストレーションはカラーでいうと、

「赤」です。

過去の虐めを思い出すとき 舐められやすい

 

 

「赤」って、距離が近いんです。視覚的にも心理的にも。

「すぐ行動する」「反発する」とか。

標識や消防車など、注意喚起でよく「赤」が使われてるように、

動かす力が強く、その時間が短く、距離が近いです。

 

「火」も赤を連想しますし、燃えるとエネルギーになる。

人が悪口言う時って、

それだけ「エネルギーが強い」んです。

 

だから、集団で悪口を言った方が、より親密になれる。

 

反日運動をさせて自国の不況から目を反らせる国のように、

集団の団結力が高まる効果もあります。

 

その心理が理解できたら、

そこで自分がどう行動すべきだったかにも気づくでしょう。

例えば

虐められた時、耐えるべきじゃない。

判断力が鈍るまで我慢するのは、時間の無駄だ。

職場を辞めるのは逃げてるんじゃない、誰でも持つ権利であり、そうすることでしか自分の適職が見つかりようがない。

といったように。

 

八つ当たりするような、感情的で視野が狭い人間に振り回されるほど、

疲れるものはありません。

振り回されずに、環境を観察する練習をしましょう。

安定した状態なんてこの世には存在しないし、

どこにいっても虐めるような人と環境はあります。

 

八つ当たりするような人は、

その場はストレス解消できたとしても、

恨みを買うことで必ずデメリットとして自分に返ってくるので、

頭がいいとはいえません。

 

彼らは自分にとって直接攻撃しないような

下の(下に見てる)人間を選んで八つ当たりをするわけですが、

それが「八つ当たり」と周囲にバレると、

またさらに、それに対する八つ当たりというものを繰り返します。

 

それはもう、八つ当たりの自転車操業です。

効率はとても悪いです。

 

そうした敵の正体が分かれば、

怖くもないし、

対策もしやすいでしょう。

 

彼らと違って

辛い思いをした分、

あなたは次に経験を活かすことができます。

 

 

 

 

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