辞職支援の必要性
元々うつ傾向の方は、真面目な方が多いです。
真面目なことは高評価なのですが、人が見てないところでも手を抜く選択肢をせず、
真面目過ぎるが故に、うつになるといってもいいでしょう。
で、世の中就職支援は色んな形式がありますが、
辞職支援というのは中々ない。
でも、就職に結びつくためより、辞めることの方が難しい、
それが真面目過ぎる人の欠点です。
何故かというと極端に人の評価を気にし過ぎ、
一般論に代表される「世の常識とされる論理」を「自分の成すべき正義」と
勘違いしてしまう為に、
「辞職」=食いぶちが困る<管理職に嫌われる、言いにくい、世間体にも相談にしにくい。
という構図が出来上がり、
辞職に値するようなパワハラを受けていたとしても、
いや、受けていなくても辞めてもいいんですが、
「辞める」という選択肢があることは理解できても、
それが「悪」だと認識してしまうが為に、
しかもパワハラが行われるような職場では高圧的で言い出しにくいという現象も相まって、
極限を超えてパワハラに耐えて心身の不調をきたすという、
給料を得たとしてもそれ以上の健康を損なっては、
なんの得もなく、終わりなく精気を吸い取られるだけという
悪循環に陥ってしまいます。
そこで、うつ内向型HSPの方にとって、私が就職支援よりも必要だと感じるのは、
就職支援よりも辞職支援です。
就職活動は「まだまだ」と思っていても、
実はマジョリティよりもクソ真面目に行っているんです。
大多数の人は、偉そうに「仕事探しなさい」「辞めるな」というけれど、
いざ自分のこととなるとギャーギャー騒ぎ立てるものなのです。
人のことなんて、所詮「他人事」ですから。
辞めるに辞めれない時、人は自分を破壊します。
その前に「辞める」勇気をもちましょう。いざ一言、「辞めます」というだけで、
「ここで働きます」というよりも何倍もエネルギーが要ります。(勿論人によりますが)
その切り出し方、事前に用意しておいた方がいいもの、
そもそも辞めてもいいものか、
最終的には総合的に判断して自分で決めることですが、
人に話して一緒に考えて次に活かせる時もあります。