うつ・内向型HSPの生き方

なめられやすい・真面目すぎる・内向型・うつ・生きづらさを楽にするための研究。

依存のしくみとは

こんにちは!

「舐められやすい人の対処法」研究員、tomoです。

 

ある医師によると、

薬物依存と、

ギャンブル依存や買い物依存などの

行為的依存(何かをする、行為による依存)

は、脳の構造のしくみとしては、同じだそうです。

 

そのしくみをざっくり説明してみます。

 

人はストレスを感じた時に、

そのストレスに対して、

努力して結果を出したり、対処して成果が出ると、

ドーパミンという、成功報酬物質といわれるものが分泌されるのですが、

 

ストレスを感じて、そのストレスに対する対処をせずに、

すぐに薬物や依存行為をしてしまうと、

それだけでドーパミンが分泌されてしまいます。

 

そして、それを繰り返すと、ドーパミンの受け止める物質の量が減るので、

「物足りない」感覚になります。

 

そうすると、依存の量を増やさないと満足できなくなり、

尚且つ止められなくなります。

 

依存は、身近に溢れていて、

誰しも何かに依存しています。

しかし、脳の中でこういった過度のドーパミン分泌が起こっていて、

尚且つそれが慢性化すると、

自分の意思で依存を止めることは難しくなります。

 

「止めたいけど(理性)、止めれない(感情)」といいますが、

成功報酬物質が得られるのが止められないとなると、

感情というより、脳の構造の病気、といえます。

 

ここで、「ストレス」が引き金になってることがありますが、

舐められやすい人は、ストレスを感じやすい為、

薬物とはいかずとも、

買い物や占い、特定の人などに依存しがちといえるでしょう。

それが金銭的、物理的に、生活に支障がないレベルなら、

「ま、あんな事あったし仕方ないか」で済むと思いますが、

 

何かとその依存行為が繰り返し、高額になったり、

日々の生活に支障が出てきてる場合、

 

少し振り返って考えてみましょう。

 

いや、舐められやすい人は、

真面目が故、既に「ダメだな、依存してるな」と

気づいてると思います。

そして、「ダメだな」と思いながら、

自己肯定感が低い為に、

安心感を得たいが為に、

何らかの依存に走ってしまうこともあるでしょう。

 

ドーパミンは水を飲むだけで、少し分泌されるそうです。

なので、「あ、走りそう」と思ったら、

少し水を飲んでみましょう。

 

そして、できたら外を歩きましょう。

走るのもいいです。

そうしてる内に、脳の血流がよくなり、

行動する前よりは、気分が良くなってると思います。

 

そうやって、依存に走る「クセ」がついてしまってるのを、

本来自分が楽になる為の「クセ」に修正していくのです。

依存には認知行動療法が効果的だそうですが、

この「考え方のクセの修正」、

「行動のクセの修正」が、

認知行動療法です。

 

薬物依存に陥るのは、本来真面目な人が多いそうで、

更生支援をしてる人によると、

就労支援と共に、「離職支援」も必要なんだと聞きました。

 

ハローワークを始め、就労支援は公的にも民間でも沢山ありますが、

離職支援が大事だと謳ってるところは少ないでしょう。

これは薬物依存に限らず、

舐められやすい人にとって大事な視点だと思います。

 

なぜなら、依存に走るのは、真面目な性格故、

NOと言えないから、依存に走ってしまう。

だから、NOと言えるようになる支援が必要だ、

という、

あまりにも腑に落ちる内容で、

 

これは是非依存者に限らず広めていただきたい内容だと思います。

あまりに日本が古い体質の終身雇用といったものに固執してるから。

その偏った「常識」が、真面目な人を苦しめて、

非生産的な仕事内容にしてるんだと思います。

 

 

世の中は変わらずとも、
あなた自身は思っていてください。
決して世の中の常識に当てはめて、
自分自身が「そぐわない」と決めつけないこと。 
 
そして、真面目なのはいいことで、
我慢強いこともいいことです。
でも、少しずつ、自分の為に、
「これはここまでは無理ですよ」と線引きして、
相手に伝える練習をしていきましょう。
 
あなたが冷静に話して
「NO」と言ったからといって、
去っていく相手なら、
元々あなたに必要のない相手だったんです。
 
復習します。
 
しんどくてストレスになって
何かに依存しそうになったら。
そしてそれをもう止めたいと思ってるなら。
時間もお金もそこに費やすのが嫌だと思ってるなら。
 
「はぁっ!!」とため息ついて、
水をのむ。
可能なら外を少し歩く。
 
そして、少し落ち着いたら、
今のストレスの何がどこまでどうしんどいかな、
とざっくり考えてみる。
 
今すぐにでも誰かに「 NO」を言わないと
苦しくなりそうなら、
それを言う練習をしてみましょう。
 

 

 

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