うつ・内向型HSPの生き方

なめられやすい・真面目すぎる・内向型・うつ・生きづらさを楽にするための研究。

目をつけられないためには〜刑務所編3

こんにちは!

「舐められやすい人の研究所」研究員、tomoです。

 

前回、一般人が囚人として潜入する海外リアリティショーの中で、

なめられやすいジェフをサンプルに、虐められる原因について解説をしてきました↓

colorinstitute.hatenablog.jp

 

 今回は、具体的にどうしたら虐めを回避する可能性があるか?をみてみましょう。

 

 

 <前回おさらい>

 

ジェフがなめられない為にできることについて、以下の基本的な3点を挙げました。

 

自分に自信を持つ。他人からそう見えればOK。

・周囲の人間を観察し、自分の立ち位置を立て直す余裕をもつ

・自分の周りに壁を作り、隙を見せない

 

基本的にこれが出来ていれば、ある程度は対処出来たでしょう。

 

今回はこの3点について、具体的に挙げてみます。 

目をつけられないために なめられやすい

・自信をもつ

ジェフは元いじめられっ子です。それを引きずっています。

看守になったら武器も持てるし、護身術も学べて強い自分になれるはず、

だから看守になろうとこの潜入プロジェクトにも加わりました。

 

設定からして難しいのですが、この場合使える戦略としては、

思い切った開き直り戦法です。

虐められた過去がなんだよ!?てか忘れてたぜ!!くらいの勢いがもてれば最強。

自分に都合が悪いことは、内心「それが何か?」で貫き通すのです。

でも周囲から浮かないように意味不明にキレたりはしません。

 

前もってこの精神面の準備ができていたら、

あとはダメで元々でいきます。

相手は「ナメられたら終わり、逃げ場なし」の世界で生きてる囚人で、

こっちはその被害者側の経験者です。

そこの現実を認識し、今自分が使える武器は何かを探ります。

 

次に

・周囲の人間を観察し、自分の立ち位置を立て直す余裕をもつ

普段から自信をもち、余裕があればできることですが、

新しい環境に身を置いたら、まずは周囲の観察です。

 

相手側はあなたがどんな人間か探りを入れてきます。

信用できるかどうか、利用できるかどうか、ヤバイかヤバくないか。

刑務所のような閉鎖的で暴力が当たり前の空間では、常にターゲットを探されます。

弱く見える新入りは格好の餌となります。

これはパワハラが横行してるブラック企業でも同じですね。

 

会社でも同じですが、まず身元調査が入ります。

刑務所では罪状。これは設定する側にも責任が生じますね。

そこで自然に振舞いつつ、余計なことは言わないこと。

ボロを出さない、弱みを見せない。平常心を保ちます。

 

普段から同じような環境に出くわしていれば、

そこで使える楽なキャラを練習しとくのも手です。

例えば

・普段大人しいけれど、怒らせたら怖いキャラ

・群れないけど許される、愛嬌のある「変わり者」キャラ

・真面目だけど、ちょっとオタク度が過ぎるクレイジーキャラ

これらは刑務所というより普段に使えるバージョンですが、

身についていれば応用できるでしょう。

 

ジェフの場合、まずは

近づいてくる人間がどういう人間か、

交渉する相手がそれに対してどうなるか、

を短時間で難しいけれど観察することです。

 

で、例えばボスに勝手に買い物させられた時。

他の人の言うように「嫌だ。」とハッキリと拒絶できればそれはベストです。

しかし現実それができる人は少ないでしょう。

だって怖いもん。殴られるかもしれない。

それか、思いも寄らない行為にびっくりして固まってしまう。

 

そんな状況が多いんですよ。舐められやすい人は。

でも、それはジェフが悪いんじゃない。

 

さて、そうなった時に、全体を見回して、自分の立ち位置を観察することです。

あ、俺今相当なめられてんな。どの程度なめられてるだろうか?

今の状況じゃ同じことをまたやってきそうか?カモだと思われてる?

ここで味方になってくれそうな奴っているか?

ここでの権力者は誰か?その手下は?派閥は?他にも虐められてる奴は?

 

そうやって、その集団の関係図を把握していきます。可能な限り。

 

そして、どうやったらそのカモから逃れられるか、を考えます。

前述したようなキャラ設定も成功例があるなら、使えるかもしれません。

 

ヤバイな、と思ったら早めに対処することです。

「いや、俺はカモにはならない。」とハッキリと冷静に伝えること。

一旦奢ってあげてしまったら、それ自体はもう仕方ありません。

「それは仕方ないけど、もう無理だ。」という姿勢をみせることです。

挑発することなく、仕掛けられた時に如何に冷静に伝えれるか、です。

 

それは言葉で言う必要はありません。その場で最善と思える方法でやってみましょう。

手振りでNoのサインでもいいし、気づかないフリをしてやり過ごすのもアリでしょう。

要は、相手が諦めて、必要以上な怒りは生じさせないやり方です。

一瞬「なんだよ!前くれたじゃねえか!」とキレるのは仕方ありません。

 

でも、そもそも自分の金で買わずに人に奢ってもらうのが当たり前と考える方が悪い。

だから、一瞬キレるのは放置しておけば大体は収まるでしょう。

だから早めにするのです。

何度も何度も奢っていて、奢るのが当たり前になってからでは、一瞬の反発では済まなくなる恐れがあるから。

その時はそれに適した理由をつけて納得させるしかありません。

 

・自分の周りに壁を作り、隙を見せない

ジェフは身を守るために、

話しかけてくれる囚人に食事をあげて仲良くしようとしますが、

それは媚びてる行為と映ります。

そうすると相手は見下してきます。

 

信用できそうな相手と仲良くするのはいいのですが、

その際も一定の距離は保つこと。

 

人間関係がこじれるのは、その距離感が難しいことです。

それは自分でコントロールするしかありません。

 

閉鎖された空間では物理的には難しいですが、

敵視してくる相手には目を合わせない、近寄らない、近寄ってきたら隙を見て離れる、

といったことはできます。

 

ボスにお菓子を買うボタンを押されたのは、ジェフに隙があったのでしょう。

でもきっとそんな事が起こるなんて彼は想像してなかったでしょうから、

無理もありませんが。

 

しんどいけど、新しい環境での1、2ヶ月は隙を見せずに、

自然に振舞いつつ警戒しておくのが大切です。

 

最後に・・

最終的に逃げるが勝ち!!

刑務所潜入もそうですが、学校、職場、家族など

ジェフのようにカモにされたり暴行されたら、

彼のように「棄権する」のも、戦法の一つです。

 

だから、結果的にジェフは見方によれば失敗例ともとれるし、

成功例ともとれるんです。

 

なめられやすいから、キャラづくりとか頑張ったけど

ハマらなかった、なんか浮いてしまった、

パワハラやモラハラ、虐めに逢った、

 

そういう時は、

「や〜めた!!」とさくっと離れましょう。

その場があなたに合わなかっただけです。

 

でも大人だから、表向きはちゃんと手順は踏んで、

「不本意だけれど、いたしかたありません・・。」と

残念がりましょう。

 

人は結果だけを見がちだけど、

プロセスが案外大切。

そこで学んだことはあるんです。

あぁ、こういう奴らや環境があるんだ、と知るだけでも。

 

一つ話のネタができたと思えばいい。

あなたの心身の健康を損なう危険があるなら、

闘わずして、俺は勝ったんだ!と

逃げてしまいましょう。

 

 

 

 

感想はコメント欄に、tomoへの個別ご相談はこちらをご覧ください。↓

salutia-creative.jimdosite.com