うつ・内向型HSPの生き方

なめられやすい・真面目すぎる・内向型・うつ・生きづらさを楽にするための研究。

「人の心が見える」と言う人は本当に見えてるのか

こんにちは!「舐められやすい人の研究所」

研究員のtomoです。 

 

たまに、

「私、人が考えてることが頭の中で聞こえるんです」

「俺、人の気持ちが見える」って

真剣に言う人はいないでしょうか。

 

 経験上、少数いるんですが、

こういう人に限って最終的に不快な感情を抱くことがあって、

そういう人の気持は見えないのか、

と思いモヤモヤしていたことがあります。

 

残念ながら私はそういう特異体質はもってないので、

 

そういう体質の人の立場にはなったことはありませんが、

よくよく話を聞くと、

「それは・・私でも分かる・・。」ということだったり、

「そこは心読めないのか・・。」と思ったりします。

 

そこで「私は人の気持ちが見えるんだ」と言う人について

脳科学、実際の行動、カラー心理から分析してみました。

 

 

あくまでそうでない人からみた分析で、少ない実例に基づいた点もあることを踏まえて、1つの考え方としてみてください。

 

 

人の気持ちが聞こえる・見えるしくみ 

 

まず、脳科学者によると、一定割合の人数に、そういった脳の構造をもっている人はいるそうです。

ある音階を聞くと特定の色が視覚的に見えたり、特定の種類の数字を見ると熱を感じたり、触感として感じたり、といった人は昔からいました。

 

かつては幻聴幻視と認識されるケースも多く、今もその診断が多いと思いますが、

最近になって、

精神疾患を発症する訳でもなく、知能も通常以上となる人のことは

共感覚」といわれています。

 

よくあるのは「数字」や「音」が「色」として見える、という現象です。

これはそれらの感覚を刺激する脳の部分が近いからだそうです。

 

そういった研究から推測されているのは、聴覚と触覚、視覚と色覚など、それら複数の感覚部分の接続が過剰になっている状態が続いている、という説です。

 

つまり、 

脳の中の感覚同士を繋ぐ連絡線が、ある部分だけ濃密になり、

「記号の認識」→「色の視覚刺激」へと変換されるような現象が起こる、

と考えられます。

そうすることで、「記号」を見て認識すると同時に「色」の色覚も認識される、という複数の感覚が同時に刺激されるということです。

どういったものに反応するのかは、ケースによって様々で、それに応じて脳の過剰になってる連絡線の部分も異なると考えられます。

 

脳の分野はまだ分からないことも多くありますが、かつては遺伝もすると言われていて、最近では200人に1人くらいの割合ではないかといわれています。

 

「人の気持が見える」という人が嘘をついてる訳でもなく、

実際に科学的に実証できるものならば、

そういった「特定の脳の分野を刺激する」状態と、

「大抵の人が行なっている空気を読むこと」が合わさって、

「人の気持が見える・聞こえる」現象を生み出しているのだと考えられます。

 

しかし、そうはいっても「読心術」のような能力が万能かというと、

そうは考えにくいです。

それでも「人の考えてることが聞こえる」「見える」と断言するということは、

その能力に対して自信があるのでしょう。

しかし、人の脳は事実を過大・過少解釈するように、

無意識に物語を作るしくみもあることも同時に考える必要があるでしょう。

 

 

 人の心が見えるのは、実は誰でもやってること

実際に「自分は人の気持が視覚的に見える」と証言を信じてる周囲の人から、

その具体例について尋ねたことがあります。

内容については、

それは私にでも分かるな、ということでした。

 

また、直接その人が読んだ「人の気持ち」について聞かされたこともあります。

それは行動や態度から読み取ることも可能で、

なんなら言葉にも出していたのですが、

恐らくその人はその場の空気の違和感を察知し、「見えた」だろうことを

述べたのでしょう。

それは今までの言動と違う態度や、表情、そういったことから読み取れるものです。

耳をすませば会話からも十分聞き取れます。

 

人の感情に敏感な方ではあるが、特別際立っていたわけではありません。

 

要するに、彼らがやっているのは「空気をよむ」のと同じです。

 

結構日本人は多いと思いますが、

「肌で感じる」というの、ありますね。

 

色でいうと、

 「コーラル」「珊瑚色」です。

舐められやすい人の対処法


黄色人種はその色自体が肌の色に近いかもしれません。

 

珊瑚は集合体で、表面は固いですが、内面はとても柔らかい。

繊細です。集合意識というものが働き、共同で生活をし外界から守ります。

 

頭で考えて、理論的に理解する、というのとは違って、

その瞬間に、直感で「分かる」という感覚です。

 

理論的に説明はすぐできないけど、

なんか「感じる」というもの。

 

例えば

あれ?なんかイライラしてるな?と思う人に、

「怒ってます?」と尋ねると

「え?怒ってないです。」

と答えますね。

 

文章にすると全く怒ってないともとれます。

怒ってないのかもしれません。

 

でも

あなたがその場にいて、その瞬間に感じ取った

相手の表情や、醸し出す空気感や、セリフの間合いや、

視線、音、距離感といったものが、

「その人は怒ってる」と感じたら、

それはきっと怒ってるのです。

 

また、集団において、

学校のクラス、職場の部署が、

影響し合う、というのもあります。

 

ある程度繊細な人は、

肌感覚で、相手の感じてることを、

「感じる」ことがあります。

もっといくと、自分のことのように「感情移入してしまう」

こともあります。

 

これは個人差はあっても、

ある程度、一般的に「空気を読む」こと自体は、

そんなに難しくなく、やってたりします。

 

その延長線上に、

「視覚的に見える」とか「聴覚的に聞こえる」

といったものがあるのでしょう。

 

「人の気持が見える」と言われたら

 

最終的には、「人の気持が見え」ようが聞こえようが、

その人の問題なので、それは言っても言わなくても

どっちでもいいです。

 

しかし、そうじゃない人からすると、なんか気を遣う、

というのがあります。

 

その特異体質で辛い思いをした(実際にそう言う人もいました)ので理解してほしいのか、

自分に嘘は通用しない特別な人間だと思わせて人より優位に立ちたいのか。

 

 

私が経験した人は、人を試すような行動をしたり、

周りを支配しコントロールしようとするタイプだった為、

自然と離れたり、支配欲から逃げ出したりしました。

 

共通してるのは「自分を特別視」してる意識でしょうか。

果たしてそれが「人の気持が見える、おそらく共感覚の持ち主」と関係してるのか

はっきり分かりませんが、狭い人間関係を好む傾向はありそうです。

 

「人の気持が見える」と言う人がいたら、それに対してその人が

どういう意識でそれに向き合ってるか観察してみましょう。

そして、人の気持が見えるかどうかは別にして、その人自身をみてみましょう。

 

いい人なら付き合えばいいし、ちょっと合わないな、と認識したら距離感をもって接するか、支障がなければ離れましょう。

 

「人の気持が分かる」ことに関しては、誰しも行なっていることであり、

特別でもなく、それが視覚的聴覚的に認識できるといっても、

それが正しいと立証するのは難しく、それを立証したところであなたは何のメリットがあるのか?

という 一歩引いた視点で、冷静に捉えてみましょう。

 

 

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