うつ・内向型HSPの生き方

なめられやすい・真面目すぎる・内向型・うつ・生きづらさを楽にするための研究。

映画「ハンナ・アーレント」に見る「考えること」とは

こんばんは!

「舐められやすい人の対処法」

研究員のtomoです。

 

映画「ハンナ・アーレント」をご存知でしょうか。

 

 

映画「ハンナ・アーレント」に見る「考えること」とは





ナチス・ドイツにおいて、

戦犯アイヒマンはどうして大量虐殺を実行するに至ったかを、

哲学として解明し、

 

結果「彼はただの役人で、言われたからやっただけだ。」

そこに悪意はない、という理論に、

 

世間の「悪人を正々堂々と罰したい」人達が抗議する、

というような内容なのですが。

 (ざっくりした解釈なので、詳細は映画をご確認ください)

 

これはほんとに

今でも普通にあります。

 

人は「考えること」を止めてしまえば、

簡単に人を殺すこともできるし、

どんな酷いことだってできます。

 

ある部分からは思考停止することで、

 

「罪悪感」をもたず、

「責任感」を放棄すれば、

 

凄惨なことが起こっても、

平気になるでしょう。

 

「あんないい人」が

「こんな酷いこと」をするとは。

 

 

といった場面は

些細なことから大きいことまで、

案外日常に多くあります。

 

他人を害するだけでなく、

自分を害することもあります。

 

だから、どんな時も「考える」ことって、

現状の改善には、

とても大事なんだ、といえるでしょう。

 

舐められやすい人は、「考え過ぎるタイプ」といえます。

逆に、述べてきた「考えないタイプ」は、結構います。 

 

例えば

友人が、あなたが元々コンプレックスだったことを

人前でけなすような発言をしたとします。

 

あなたは怒り、

2人きりになり、

「どうしてあんなこと言ったの?酷くない?傷ついたんだけど。」

と話します。

 

そこで友人が

「・・・分かった」

うつろな目線で、

あなたを見ようともせず

到底反省してると思えない態度で、

ただそのセリフを

台本を読むように

呟いたとしましょう。

 

あなたが何度、理解を求めて、

「 分かってる?どうしてあんな事言ったの?」

と促しても、

 

友人は一切変わらず、

その「台本通りの

「・・分かった。」

を呟くのみです。

 

 

あなたは、どう感じるでしょうか?

 

やべえ、こいつ、何も考えてない

 

ってなりませんか?

 

友人は、「分かった」と発言はしていますが、

態度から感じ取れるものは、「無」です。

要するに、分かろうともしないし、それについて考えないようにしている状態です。

 

「あ、人って考えないとこうなるんだな」という例は、

一見分かりづらいですが、

このように非常に些細な言動から、感じ取れます。

 

特徴は、「アンビバレントな反応」です。

それは、「発言内容」と「態度」が矛盾している、という点です。

 

そしてこの例の場合、

その友人が意識的に「罪悪感」と「責任感」から逃れてる、

ともいえます。

 

同じ環境や場面でも、

考えすぎるタイプの人の場合は、

「考えることを止めることができない」状況に陥りやすいでしょう。

 

考えること自体は、内省したり、事態の改善に役立ち、

自己の成長を促します。

 

しかし、考え過ぎが高じると、

バランスがとれずに頭がオーバーヒートしてしまいます。

 

その時は適度に頭を冷やすのを

忘れないようにしましょう。

 

カラー心理でいうと、 

感情・直感に関する色が「赤」、

「思考」は「青」に関連しますが、

 

自分がストレスになる「嫌なこと」は

極力「考えない」タイプを参考にしたいですよね。 

 

練習が要りますが、

考えないタイプがよく活用する方法は、

「自分の好きなことを考える」ことです。

 

思考のスイッチがパキッと

オン・オフできる人は、

それを自然とやってたりします。

 

頭が「ブルーな気分」になる前に、

黄色をイメージして、「楽しいこと」を考えるクセをつけると

いいでしょう。

 

直ぐに切り替えるのは難しいので、

日頃から、「自分の楽しみ」を用意しておくといいです。

分かりやすい「自分へのご褒美」ですね。

 

食べ物、趣味、買い物、自分がテンションが上がるものを、

できるだけ多く目に留めておくといいでしょう。

 

そして、時間で区切って、

目の前の仕事や課題の区切りがついたら、

昼休憩の12時にはそのおやつを買うとか、

週末の退勤18時に見たいDVDを借りるとか、

オン・オフの練習をするといいでしょう。

 

 

 

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