[ 雑談 ] 怒りの効能

おはようございます！

「舐められやすい人が楽になる研究所」研究員、tomoです。

昔、自転車通勤してた頃、

毎朝、同じタイミングで、

反対方向から通学に向かってくる

女子高生が２人いました。

狭い道を、常に喋りながら

横並びで漕いでくるから、

すれ違いざまに

・女子高生が一列になる。

・私が端っこいって一旦止まる。

の、どっちかをしないと、

道が通れないんです。

常に盛り上がってる高校生は、

喋ってるお互いの顔は見るけど、

前とか見ないんですよ。

始めは仕方なく私が止まって、

道を譲ってたんですが、

それが当然のように、

それ違い様でも

２人はお喋りに大盛り上がりで、

横並びのポジションを変えないんです。

分かりますかね？この感じ。

次の日も。

次の日も。

「・・・」

「・・・」

「いや、せめて一列になれよ！

こっちが譲ってんのに！」 

「てか、見えてるよね？

そっちが一列になればよくね？

そっちの横並びのために

私、止まりたくないんですけど？」

「その、『道譲らせて当然』的な態度どうよ！」

と、

決して口に出しては言えない苛立ちを

募らせる私。

もうその２人を目にするのだけが嫌にもなってきました。

でもどうしても時間がバッティングしてしまう。

たまに、

私が「譲ろうとしない」作戦を試みましたが、

不機嫌な雰囲気を醸し出され、

失敗に終わりました。

で、そんなある日。

職場での、腹の立つ出来事を一晩寝かせたら、

翌朝には、

怒りのメーターマックスになった日がありました。

その怒りのまま出勤に向かった時。

頭は職場の怒りでいっぱいです。

そこに、いつもの女子高生がきました。

怒りに集中する中、密かに驚いたのが、

あの、絶対道を譲らなかった女子高生が、

なんと、

２人とも、自然と私を避けたのです。

しかも私を中心に、

二手に分かれるようにして。

モーゼが海を分けたように。

（なんか違うかも）

おぉ。

びっくりですよ。

おそらく、私が怒りのオーラが出まくってて、

目も合わせないし、突っ走る雰囲気が見て取れたんでしょう。

別日の怒ってない時、

意図的に、同じようにどかせようとしてみたけど、

上手くいきませんでした。

いざとなったら、避けれるのね。

今までこっちが避けてくれると思って

避けなかったのね。

・・・。

一時的な怒りの効能を実感した出来事でした。

まぁ女子高生は若さを満喫してるだけで、

きっと悪い子ではないのです。

でも、道は狭いんです。

・・・。

怒りのエネルギーって、大事ね。 

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