バカな相手と交渉する方法-後編
「なめられやすい 人が楽になる研究所」研究員tomoです。
前回、バカな相手と交渉する方法-前編1〜5について解説しました。↓
今回は、後編6〜10です。
バカな相手と交渉する方法-後編
6 こっそり味方を増やす。
これは直接的に効果は薄い可能性が高いですが、
環境によっては、武器になります。
あなたがバカな相手によって、いかに多大な被害を被ったか、
その後の対応も全くなってない、
というあなたの被害を理解してくれそうな人がいれば、
状況を説明してみましょう。
上手くいけば少しは相手への圧力になります。
バカのせいであなたが理不尽な扱いを受けている、
という「空気」が、あなたの味方となるのです。
7 可能ならメールか直接かは選ぶ
あなたが疲労していたり、
相手の方が人数が多かったり強引な場合は、
可能ならメールでのやりとりに徹するのがいいでしょう。
メールだと落ち着いて1人で考える時間が確保できるし、
相手が理不尽な対応をしたらその証拠も残るメリットがあります 。
逆にあなたが自分に不利な発言をかくと、
相手に利用されるかもしれないので注意しましょう。
でも状況によっては、
直接話さなければならない場合もあるでしょうから、
その場合は前もって体力精神力は温存し、
いくつかのパターンをシュミレーションしておきましょう。
直接話すメリットとしては、
・相手の表情、態度、雰囲気から得られる情報量はメールよりも多い。
・話を進める場合は、メールより早く済む。
といったことが挙げられるので、
どちらも一長一短あります。
あなたが不利に追い込まれそうな時は、メールが安心ですが、
直接話すことで、相手の考え方が分かって楽になる、
という場合もあります。
コミュニケーション手段とタイミングは、
できるだけ自分で選んで伝えましょう。
8 相手を怖がらない。
前述で、会うことで相手のことが分かって楽になる、
ということはどういうことか。
相手のことをよく知らないと、肩書きや表面だけで、
なんとなく怖い、と感じてませんか?
逆に相手は、表面だけで勝手にあなたをナメてるわけですが。
こういった、根拠のない恐怖や不安というのは、
交渉時には不利です。
まずあなたにとって、
相手とのやりとり自体が、常に気を遣うことによる
大きなストレスになりますし、
「自分はこうしたい、こうしてくれ」という基準を、
相手の怖さに怖気付いて、低くしてしまいます。
また、「どうせ、ダメですよね・・?」という
あなたの態度にも出てしまい、足元を見られかねません。
よく考えてみてください。
あなたが「バカ」と認定した相手です。
冷静に分析すれば、相手は怖くないのがよく分かるでしょう。
本当に怖い相手がいるとしたら、
案外それはあなた自身かもしれません。
まず、自分で自分を味方につけ、(自暴自棄にならずに無理なく冷静さを保つ)
それから、打てる手段は打っていきましょう。
9 相手の隙をつく。
ナメられてるあなたの方の利点を、存分に活かしましょう。
ずばり、
相手はあなたが攻撃してくるとは思ってません。
油断しています。
そしてあなたは虎視眈々と相手を観察していました。
相手がたくさん情報をくれるから。
隙をつくことができる点とすれば、
・強い相手には媚びへつらう。→それについて触れてみる。
・周囲にはいい人に見られたがる。→第三者の前での交渉が有利。
・まずい、と察したら、いい人ぶる。→まずい、と思わせる。
・逆ギレする。→逆ギレですか?とつっこむ。
・無駄な長文で誤魔化して言い訳する。→責任転嫁してる文をバッサリ切り捨てる。
ざっとこういったことが挙げられます。
やり方は細かく状況に合わせてください。
油断させといて、隙をついてやりましょう。
相手は、あなたがそこまですると思わなかった、
と感じつつ、驚き、
そこからあなたに有利に働く可能性がでてきます。
10 言質を取る。(※重要な心構え)
まず、交渉ごとで、ナメられてるあなたとしては、
相手を下に見て、あなたが状況をコントロールする
意識を強くもつ心構えが必要です。
相手があなたを下に見て、
あなたに不利になってきても、
今は時間と労力を費やしてるが、その分これからのやり方を考えられる、
と認識して、
今自分に何ができるか、を考えましょう。
最悪こうなる、という覚悟ができていれば、
大概のことは融通がききます。
そうしてるうちに、
冷静に相手の言動を見ることができます。
そして、
案外相手は、あなたの主張自体には同調したりしていませんか?
相手があなたの主張を認めたら、
それはこっちのカードとして使えます。
聞き逃さないようにしましょう。
相手以外の人と話すときも、
「あの人も私の言うこと認めてたんだけどね。」と言えますし、
相手にも「あなたもこう言ってましたよね?」と
主張できます。
こういった反撃は、
冷静に、正論を、低い声で、言うべきタイミングで言いましょう。
自分からは仕掛けず、タイミングがきたら使いどきです。
いかがでしょうか。
細かい設定は、個別に考えて応用していただくか、
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